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デザインと芸術

「デザインと芸術」

これは私が美術大学に入り最初に受けた講義の内容でした。

ここでいうデザインは商業デザインを指すのですが。

「デザインと芸術」の棲み分けに定義はないのですが

その教授の考えは

・デザインの本質は商業的視点で制作活動を行う

・芸術の本質は精神的・社会的視点で制作活動を行う

という考え方でした。

デザインは作り手の先に必ず第三者がいて

デザインの良し悪しは感情的なものではなく「商業的に成功したかどうか」で優劣がつけられる。

一方芸術は、作り手の一方通行でその良し悪しは

受け取る側の「心や感情」に委ねられている。

という事でした。

私たちデザイン会社や制作会社、または広告代理店は

制作物が商業的に成功したかどうか?が非常に重要であるという事です。

要するにどれだけ多くの反響やリターンを得られたか?という事ですね。

話を芸術よりに戻しますが、

弊社のある川崎市多摩区には世界的な芸術家 岡本太郎氏の美術館があります。

岡本太郎の名前や作品はほとんどの方が耳にしたり

教科書などでも見た事があると思います。

岡本氏の創作にかける情熱の多くは「反抗精神」からきていると言われるくらい、少年期より既存概念にとらわれる事がなく育ち、人間としての自由や権利を阻害する者、権威を振りかざす者、かさにかかって押さえつけようとする者には徹底的に反抗したそうです。

岡本氏の作品が発する「溢れんばかりのエネルギー」はこう言った理由から出てくるのではないでしょうか?

大阪万博の際に創られた代表作である「太陽の塔」は今もな国内外問わず多くの人を魅了していますよね。

東京芸術大学に在学中は油絵科を専攻していたようで「絵画」においても素晴らしい功績を残しています。

また、著書活動もしておりその中で「芸術とは」というシンプルながらものすごく深い疑問を氏ならではの視点で解説しています。

ここでオススメの本をご紹介いたします。

今日の芸術―時代を創造するものは誰か

(光文社知恵の森文庫)

この本では「今日の芸術は、うまくあってはならない、きれいであってはならない、ここちよくあってはならない」と芸術の根本条件として宣言し、芸術の本質とは常に過去を否定し乗り越えることであると示しています。「これからはすべての人が描かなければならない」と主張し、人々を芸術行為へと誘っています。

芸術を通して新しい自分を発見でき、人の心を動かす力に、岡本太郎のすごさを感じると思います。

お時間がある方は是非お読みください。

 

川崎市 多摩区 ホームページ制作|登戸 デザイン会社|登戸 向ケ丘遊園 ホームページ制作|

川崎市多摩区 デザイン会社|テンポイントプラス|

テンポイントプラスは、中小企業や個人事業・小規模店舗をクライアントとし、ホームページ制作や販促物のデザイン・制作をしています。制作費や制作工程を透明化、簡素化し「シンプルなデザイン会社」をコンセプトとしています。


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